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体の負担を減らす調理のコツ

2023/02/15?Knowledge

タイトル
体の負担を減らす調理のコツ
検証状況
Validated
URL 名
RA-SME2-2
概要
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内容
  • 「電子レンジ」などの調理機器やユニバーサル調理器具などを上手に活用する
  • 「包丁いらず」の調理の工夫で調理・片付けを楽に
  • 「市販のたれ」などの調味料を使用して作る手間を省く
  • 体調がつらいときはお惣菜や冷凍食品などを活用する

動かしにくさを補う調理時の工夫や調理器具・機器の上手な活用法を教えて!

症状がひどいときには、手に力が入らず、包丁が使えなかったりすることもあるでしょう。そのようなときには、「電子レンジ」などの調理機器やユニバーサル調理器具などを上手に活用したり、動かしにくさを補う「包丁いらず」な調理の工夫などで、調理・片付け時の体の負担を減らしていきましょう。

①「電子レンジ」を活用する

  • 根菜などの固い野菜は、電子レンジで加熱すると包丁を入れやすくなります

②「包丁いらず」の調理の工夫

  • 葉野菜は手でちぎってしまえば包丁はいりません
  • 包丁を使えないときは、カット済みの野菜、ひき肉やこま切れ肉などを使うと調理が簡単です
  • 魚は下処理やカットしてくれるお店もありますので、購入時にお願いしてみましょう
  • 体調がよいときに包丁でカットした野菜を冷凍保存しておけば体調が悪いときでもそのまま調理することができます

葉野菜は手でちぎってしまえば包丁はいりません

また、味付けに「市販のたれ」などの調味料を使用して作る手間を省いたり、お惣菜や冷凍食品などを活用するのもおすすめです。

③「市販のたれ」などの調味料を使うコツ

  • すりおろして調理する「わさび」「ショウガ」「ニンニク」などは市販のチューブ製品が便利です

④お惣菜や冷凍食品を使うポイント

  • お惣菜や冷凍食品は塩分が少し強いので、葉野菜などを加えてアレンジしてみるのもよいでしょう

リウマチ患者さんにとっては、鍋でお湯を沸かす、食材を洗う・切る、など、調理時の一つひとつの動きが大きな負担になることもあります。しかし、痛みで調理が難しいときも、どのような工夫をすれば調理ができるようになるか、を考えると調理や食事が楽しくなるのではないでしょうか。

浜内 千波先生

浜内 千波 先生

料理研究家。栄養士。「ファミリークッキングスクール」主宰。
大阪成蹊女子短期大学栄養学科卒業。OLを経て岡松料理研究所へ入所。1980年、ファミリークッキングスクールを開校。TVやラジオ、講演会、各種料理講習会、雑誌などで活躍中。『免疫力が上がる食べ方』(マガジンハウス)など著書多数。
(2022年10月現在)