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介護の経済的な不安を軽減する「高額介護サービス費」

2023/02/15?Knowledge

タイトル
介護の経済的な不安を軽減する「高額介護サービス費」
検証状況
Work In Progress
URL 名
RA-SME3-8
概要
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内容
  • 1ヵ月の自己負担額が上限を超えると利用できる
  • 自己負担額の上限は所得や世帯構成により異なる
  • 利用のためには申請が必要

毎月の介護費用が高額になったらどうしたらいい?

「高額介護サービス費」も関節リウマチ患者さんが利用できる制度です。

「高額介護サービス費」とは、介護保険を利用して払った自己負担額(所得に応じて1割から3割)が月額上限を超えた場合、市区町村への申請により超えた分が払い戻されるという制度です。この制度は介護保険サービス利用者の金銭的な負担の軽減となります。自己負担額の上限は所得や世帯構成によって異なるので、ご自身がどの区分に当てはまるか確認しましょう(表)。

介護サービスを利用して「高額介護サービス費」の支給条件を満たすと、市区町村から通知と申請書が届きます。届いた申請書に必要事項を記入して、市区町村に提出します。なお、この制度は全てのサービスが対象ではなく、福祉用具の購入や住宅改修にかかった費用など申請できないものもあります。また、自治体によって通知時期や通知方法、申請方法が異なりますので、各自治体の担当窓口へ確認してください。

注意)市区町村によっては、上限額を超えても通知が配信されない場合があります。お住まいの市区町村に事前に確認しておくとよいでしょう。

その他、介護保険と医療保険の利用負担額が高額となった場合に、合算して申請できる「高額医療合算介護サービス費」もあります。

表 高額介護サービス費 区分と負担の上限

厚生労働省.令和3年8月利用分から高額介護サービス費の負担限度額が見直されます
https://www.mhlw.go.jp/content/000334526.pdf)(2022年10月アクセス)

●詳細についてはお住まいの各自治体へお問い合わせください

川上由里子先生

川上 由里子 先生

大学病院などの医療機関で看護師としてケアに携わり、高齢者ケア付きマンション「聖路加レジデンス」で健康管理、看護、介護など入居者のケアを担当。1999年より三井不動産で介護支援事業「ケアデザイン」の立ち上げに参画し、高齢期の暮らし全般のコンサルティング「ケアデザインサポート」を開発、実施。2011年よりフリーランスとして各企業のアドバイザーとしても活躍。30~80歳代の幅広い年齢層の高齢期の暮らしに関する相談対応、講演、執筆活動を行っている。自身も働きながら父親の遠距離介護を体験。希望は心と心を結ぶケアを広げていくこと。
<専門資格>
看護師・介護支援専門員・産業カウンセラー・福祉住環境コーディネーター2級・福祉用具専門相談員・アロマテラピーアドバイザー
(2022年10月現在)