親が高齢になり、介護を考え始めています。私自身も関節リウマチで介護保険サービスを利用しているので、親の介護がどこまでできるか不安です。どうすればよいでしょうか？

親を介護する時の大切な心構えは、1人で抱え込まないことです。娘、嫁、長男、配偶者など、介護との関わりは一言では表せないほど様々な形がありますが、共通していえるのは、ケアする人の心や体が健康でなければ、介護を継続することはできないということです。2000年に開始された介護保険サービスのメニューは、見直し、改正を繰り返しながら充実してきていますので、専門家のサービスを積極的に活用しましょう。それにより自分に必要な役割も見えてきます。ご自身の休養やリフレッシュの時間もしっかり確保してくださいね。完璧を目指してがんばりすぎないでください。

また、近年は介護保険サービス以外にも、便利な見守りサービスや、配食サービス、介護予防運動や介護者のサロンなど、様々なサービスや支え合いの場が生まれています。

親の介護を考え始めたら、まずは1人で抱え込まずにチーム作りを意識してください。地域包括支援センター、市区町村の窓口に相談し、様々なサービスの活用についてアドバイスを受け、ぜひご自身の不安を軽くして欲しいと思います。