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子育て支援について

2021/04/28?Knowledge

タイトル
子育て支援について
URL 名
RA-SME4-FAQ5

内容
avater
Q

私は関節リウマチになって17年になります。現在14歳と6歳の子供の子育てをしています。第一子の育児中は一番症状がきつく、頼れる人(実家・義実家・友人等)がいなくて不安でしたし、相談もできず、一人で頑張っていました。今、症状は寛解しています。子育て支援の形も増えつつあり、振り返ると、どのような形で子育て支援の利用や相談をしたらよかったでしょうか?また、現在利用できる子育て支援や相談サービスなどはどんなものがありますでしょうか?あと、持病のある人とない人が関わりあえる・助けあえる方法などはありますでしょうか?

看護師 神﨑初美先生

子育てをしている母親は心身の負担が大きいです。普段からお手伝いをしてもらえる人がだれかいることやつらい事柄をだれかに打ち明けられることが母親の育児負担やうつ症状を防ぐといわれています。気軽に頼みごとができるママ友やお仕事をしている場合は同僚、そして夫の助けがある人は負担感が少ないといえます。そういう意味ではお子さんと二人だけの世界に閉じこもるのではなく、自分からだれかと交流することが必要です。
加えてリウマチ患者さんは、関節に負担のかかる家事仕事や抱っこなどが困難ですよね。家事には自助具(日常の生活動作を助けるために工夫された道具)をうまく使うとよいでしょう。今は昔に比べて便利なグッズが増えていますし、インターネットにもたくさん情報があり購入も簡単になっています。抱っこする際は座ってするのもよいでしょう。ベビーカーを使うことや交通機関を使うこともつらい場合は、車を運転する、もしくはしてもらうなど身体に負担のかからない方法を考えるとよいと思います。
子育て支援情報、利用できる相談サービスなどについては、製薬会社が運営するサイトや患者さん同士で交流しているサイトの掲示板などがあります。同じ病気の経験者からの励ましやアドバイスは心に響くし、お役立ち情報ももらえると思います。

看護師

神﨑初美 先生