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医療従事者に聞きたいことをうまく伝えるコツ

2023/02/15?Knowledge

タイトル
医療従事者に聞きたいことをうまく伝えるコツ
検証状況
Work In Progress
URL 名
RA-SME6-3
概要
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内容
  • 聞きたいことを事前にメモしておく
  • 医師からの確認後などのタイミングが、質問を切り出すチャンス
  • 医師に相談しにくい・できなかった場合は看護師・コメディカルスタッフに相談を
  • 医師の説明が難しいときは、紙などに書いて説明してもらう
  • 生活上の困りごとはソーシャルワーカーなどの専門職が相談窓口になることも

聞きたいことを事前にメモしておく

限られた診察時間を上手に使うためには、事前にお聞きになりたいことを箇条書きなどのメモにしておくことをお勧めします。診察時に、メモを見ながら質問されても良いですし、メモを医師にお見せになっても良いでしょう。また、「私が受けることができる治療には、ほかにどのようなものがありますか」など、できるだけ具体的に聞くと、医師もお答えしやすいと思います。

質問のタイミングと切り出し方

質問をいつどのように切り出すかについても迷うことが多いと思います。診察時には、最初に医師が、前回の診察から変わったことを確認させていただいておりますので、その確認後に、「お薬について聞いても良いですか」など、具体的にお悩みごとを切り出されると良いでしょう。

医師に相談しにくい・できなかったとき

診察室では、遠慮なく医師にご相談ください。しかし患者さんの中には医師の前だと緊張してしまい、うまく相談できない方も少なくありません。医師に直接相談しにくい場合には、ご家族など患者さんの日ごろの状況を知っている人に一緒に診察室に入ってもらうのも良いと思います。すると、医師も「今日は何か聞きたいことがあるのだな」と気付くことができます。また、看護師は、患者さんと医師をつなぐ架け橋的存在だと思っています。ですから、医師に相談しにくい、相談できなかった場合は、看護師、コメディカルスタッフにご相談ください。看護師は日々の生活の工夫など、薬剤師は薬の飲み合わせや飲む際の注意点など、それぞれの専門的立場から、ご相談に対応しています。

医師の説明が難しいとき

医師は、患者さんにわかりやすい言葉で伝えるよう努めていますが、時に聞き慣れない専門用語が使われてしまうこともあります。そのような場合には、医師に紙などに書いて説明してもらい、医師の説明内容を後で振り返ることができるようにしてはいかがでしょう。
また耳が遠くなって医師の説明が聞き取りにくい方は、事前に教えていただけると助かります。

生活上の困りごとを相談したいとき

関節リウマチのような慢性疾患は、長期間にわたり治療を継続する必要があります。そのため医療費が負担になる場合も少なくありません。また、疾患により、日常生活に支障が生じ支援や介護が必要になることもあります。病気になることで生じる医療費や生活上での困りごとについては、総合病院や大学病院では相談窓口を設けていることが多いです。また、ソーシャルワーカーなどの専門職が困りごとの相談に応じている医療機関もあります。誰に相談したら良いかわからない方は、まず医師や看護師にご相談ください。

永井薫先生

永井 薫 先生

看護師
名古屋大学医学部附属病院腎臓内科/小早川整形外科リウマチクリニック。名古屋市立中央看護専門学校卒業。名古屋掖済会病院、名古屋大学医学部附属病院、ナゴヤガーデンクリニック Chief Operating Nurseを経て、現職。日本リウマチ財団リウマチケア看護師、日本リウマチ学会認定ソノグラファー、骨粗鬆症学会認定骨粗鬆症マネージャー。
(2023年6月現在)