疾患とどう付き合う？気分が落ち込んだときの対処法

関節リウマチ（Rheumatoid Arthritis: RA）などの慢性疾患は、腰を据えて長く付き合っていく必要があります。治療を長期間続けていると精神的につらいことも多く、他にどんな治療法があるのだろうとか、同じ病気を抱える人がどんなふうに感じているのだろうとかネット検索をされる方も多いと思います。気分が落ち込んだとき、同じ病気の人の言葉に励まされたり、新しい可能性が見えたりして励みになることもあります。一方で、落ち込んでいるときはさらにネガティブな方向に思考が向いてしまうリスクもあります。不安な情報があるとさらに不安になり、うまくいっている人の情報に触れると自分が取り残されたような気持ちになった経験をされた方も多いのではないでしょうか。特に、症状がよくなくて外出できずにいるときのSNSには注意が必要です。友人などの楽しそうな投稿に触れるとつらさが増幅してしまうことがよくあります。

そんなときは「今この瞬間に集中できる何か」に取り組むことをおすすめしたいと思います。外部の情報から離れて、今自分ができることに意識を集中するのです。楽にできることであれば、料理でもゲームでもいいでしょう。自分自身のことに集中することで上手に気分転換することを心がけてください。